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街も心も華やぐ  きもの散歩
街も心も華やぐ  きもの散歩

愛好団体、織物産地へ

 川越市を拠点に活動する着物愛好者グループが、銘仙の秩父市、足袋の行田市など県内の織物産地を着物姿で訪問し、街おこしに一役買っている。織物産業が築いた古い街並みを着物姿で彩ることで、地域に残る文化遺産の魅力を高め、失われつつある織物産業を守っていきたいとの願いが込められている。

 織物産地を訪問しているのは、毎月28日に川越市内を着物で散策している「川越きもの散歩」(藤井美登利代表)の参加者たち。「着物は目立つから好き」という20歳代女性から、「定年を機にスーツを捨て、どこへ行くにも着物」という60歳代男性まで幅広い。

 4年前の発足当初は川越市内だけの活動だったが、着物への興味が高じ、2年ほど前から秩父や行田など織物産地の市民団体と交流するようになった。

 県農林部によると、県内の養蚕業は1939年の収繭量2万3600トンをピークに年々衰退。2007年度はわずか38トンだが、群馬、福島、栃木に次いで全国4位。藤井代表は「あまり知られていないが、埼玉は今も国内有数の養蚕県で、織物関連産業や伝統工芸が息づいているんですよ」と話す。

 今月4日には、絹の産地として栄えた越生町の歴史を伝える洋風建築「越生織物会館」(1930年築)が解体されると知って十数人が急きょ訪問し、消えていく産業遺産の最後を着物姿で惜しんだ。

 17日に行田市街で行われた「蔵めぐりスタンプラリー」には約20人が参加。全国シェア8割を生産する日本一の足袋の街として栄えたころの面影を残す足袋工場跡や足袋蔵を着物姿で巡り、行く先々で人々の視線を集めた。

 主催者のNPO法人・ぎょうだ足袋蔵ネットワークの朽木宏代表理事は「足袋といえば着物。街を歩いてもらうだけで雰囲気が変わります」と歓迎。足袋職人の島崎忠樹さん(73)は「足袋の需要がなくなっていく中、着物姿の人がこんなにたくさん来てくれると、張り合いがある」と笑顔を見せていた。

 秋には秩父の養蚕農家との交流ツアーが計画されており、県産繭を使った着物の開発に協力する構想もある。藤井代表は「今後も織元との交流や各地の着物散歩を通じて、埼玉の織物の新たな魅力を発信していきたい」と話している。「きもの散歩」の詳細はホームページ(http://www.koedomonogatari.com)で。

(2008年5月23日 読売新聞)

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