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川越立てこもり「8時間の決着」是非 住民の安全最優先…「手順通り」と評価
川越立てこもり「8時間の決着」是非 住民の安全最優先…「手順通り」と評価
2008.6.7 02:37
 犯人の拳銃自殺で幕切れとなった埼玉県川越市の発砲立てこもり事件。拳銃3丁を所持した逃走劇にもかかわらず、一般住民に危害を及ぼすことなく事件は終結したが、解決まで約8時間半を要した。住民からは「もっと早く解決できたのでは」「人質がいないから狙撃しても良かった」などさまざまな意見も出ている。「8時間の決着」は長かったのか短かったのか、検証した。(高橋裕子、大矢博之)

                  ◇

 3日午前11時42分、金子謙容疑者(55)が立てこもっていた車内から1発の発砲音が響いた。

 「撃った、ゴー!」「行け、行け!」

 ジェラルミンの盾を構えた捜査1課特殊班が突入。捜査員は真っ先に拳銃、続いて金子容疑者を確保した。立てこもりから約8時間半後、事態は終結した。

 埼玉県鴻巣市でパチンコ店強盗を働いた金子容疑者が川越市で立てこもりを始めたのは3日午前3時5分だった。

 県警の方針は「付近市民の安全最優先」。午前4時半に現場に隣接する住民を避難させ、午前6時ごろからは、半径約400メートルの住民の避難を開始。避難漏れを防ぐため対象全戸を訪問し、電話をかけた。全員の安全を確認したのは午前10時50分ごろだった。

 さらに一般住宅への侵入を防ぐため、各戸に捜査員を配置。その矢先、金子容疑者が自殺した。住民にけが人はなく、県警の方針はまっとうできたといえる。

 ■「もっと早い解決が…」

 しかし、現場近くに住む60代の女性は「待っているのは長かった」と、解決まで8時間かかった県警の対応に不満をみせた。

 松本治男県警本部長は「もっと早い解決ができたのでは」という声に、「住民に被害を出さない手順を踏む必要があった」と述べた。実際、住民の安全が確認されたのは午前11時前。犯人自殺はその40、50分後だった。

 近年の銃を使用した立てこもり事件で人質がいない場合、決着までに要した時間は、東京都町田市の都営アパートの立てこもり事件(平成19年4月)で約15時間。東京都板橋区の男が自室に立てこもった事件(15年6月)で9時間半かかっている。

 金子容疑者を知る元警視庁の捜査員は「人質がいない場合、犯人が疲れるまで待つ、冷静にさせてあきらめさせる-が原則。(県警の対応は)通常の手順だったと思うし、容疑者の身柄を無傷でとりたいという判断だったと想像できる」と一定の評価をする。

 ■「対応には消極的賛成」

 「逮捕までの8時間は長かったが、県警の対応には消極的な賛成」-。事件から2日後、現場周辺とさいたま市内で聞いた10~70代の男女50人の声から、こんな印象が浮かぶ。

 解決までの「8時間」について、過半数の37人が「長い」と答えた。もっと短時間で解決できると思った理由は「車内に1人だった」(70代女性)「人質がいなかった」(40代男性)「最初に車を見つけたときに、捕まえればよかった」(70代男性)など。

 対応が「適切」とした人は25人、「不適切」は22人。適切な解決方法として「説得」が20人で最も多い一方、「狙撃」(12人)や「突入」(14人)などの強行策も。金子容疑者の自殺を防げなかった点は、過半数の29人が「仕方ない、やむをえない」とした。

                  ◇

【用語解説】立てこもり事件の経緯

 金子容疑者らは3日午前0時35分ごろ、埼玉県鴻巣市のパチンコ店で現金を強奪。1度発見されるが、発砲し、逃走。午前3時5分、機動捜査隊員に川越市今泉の駐車場で発見され、再度数発、発砲した。共犯の長谷部伸一容疑者(43)は投降したが、金子容疑者は車内に立てこもり、自殺した。金子容疑者は平成4年に東京都杉並区で身代金目的医師誘拐事件を起こし、逮捕されている。

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