アリゲーターガー:ワニに似た中南米産淡水魚、生息を初確認--川越 /埼玉(http://mainichi.jp/area/saitama/news/20080823ddlk11040182000c.html)よりアリゲーターガー:ワニに似た中南米産淡水魚、生息を初確認--川越 /埼玉
◇新河岸川流域で--県生態系保護協会ふじみ野支部
県生態系保護協会ふじみ野支部(野沢裕司支部長)は、川越市渋井の新河岸川流域で中南米産の淡水魚でワニに似た「アリゲーターガー」の生息を初めて確認した、と発表した。
アリゲーターガーは、米国フロリダ州からメキシコにかけてのメキシコ湾に注ぐ河川に生息しているガー科の淡水魚。成魚は約3メートルにもなる。
野沢支部長によると今月8日、新河岸川放水路のビオトープ(動植物の生息空間)を見回り中、釣り人から「ワニを見た」と聞きつけた。付近一帯を探したところ、11日午前11時ごろ、放水路の水面すれすれに悠然と泳いでいる体長1メートルほどで口が長細く鋭い歯を持つ生き物を見つけた。
カメラ撮影して日本生態系協会に送ったところ、20日に同協会研究センター(さいたま市)から、アリゲーターガーと鑑定結果が届いた。
研究センターの岩木晃三研究第1部長によると、アリゲーターガーはフナやウグイなどの川魚を捕食する外来の肉食魚だが、人にかみつくことはない。荒川水系では数年前に実施した河川水辺の国勢調査で荒川下流域で生息を確認している。飼育していた人が手に余り、川へ放流した可能性があるという。
岩木部長は「ブラックバスのように繁殖すると生態系を破壊するので、見かけたら捕獲して観賞魚の店に引き取ってもらってほしい」と話している。
ふじみ野支部は新河岸川の釣り人や散歩の人に「アリゲーターガーを見かけたら知らせて」と呼びかけている。情報は同支部(電話049・263・3879)へ。
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