耐えて1000年 スギに治療費を 枝でグッズ
耐えて1000年 スギに治療費を 土屋神社神木 枝でグッズより落雷や台風で何度も“重傷”を負ってきた土屋神社(坂戸市浅羽野)の樹齢1000年を超える神木スギの折れた枝などを使い、同神社の氏子総代たちがコースターや携帯ストラップなどを制作した=写真上=。14日の祭りで販売し、売上金はスギの治療費にあてる予定。「スギの生命力にあやかり、健康、長寿を願うお守りにしてもらえれば」と購入を呼びかけている。
神木スギは、樹高約28メートル、根回り約11メートル。7世紀につくられた円墳の上に立ち、樹齢は推定1000年以上。近くの市立浅羽野小学校の校歌にも歌われる地域のシンボルで、県の天然記念物に指定されている。
しかし、繰り返し落雷に打たれて部分的に枯れているほか、1996年には火災で焼け、2007年9月には台風で大枝が折れ、すっかり弱ってしまった。放っておけば枯死しかねないため、氏子総代が県と市の補助を受けて樹木医を招き、今年2月から樹勢を回復する治療を続けている。氏子総代長の宇津木好男さん(69)は「弱ってはいるが、毎年春には新しい芽を吹く。何とか後世に残したい」と願う。
スギの治療費や境内の緑化費用を工面しようと、13人の氏子総代が、台風で折れた大枝と治療の過程で切られた枝を活用してストラップやコースターを手作りで制作。14日に同神社で行われる「浅間(せんげん)祭」で売ることにした。
販売するのは、携帯ストラップ(300円)やお守り(同)、枝を輪切りにしたコースター(500円)などで、それぞれ数百個作った。好評ならば残る枝を使って今後も制作し、同神社の祭礼などで販売する予定。問い合わせは、坂戸市役所内の市観光協会(049・283・1331)へ。




