G8へ届け 環境県民の声 エコウエーブ 新都心で温暖化防止訴え、一斉消灯より環境問題を主要テーマにした北海道洞爺湖サミットが開幕した七日、県内でも「明かり(電気)をけす、かえる、えらぶ」を合言葉に、地球温暖化防止を考える一斉行動(エコウエーブ)が行われた。県・市町村や企業、団体、商店街などが午後八時に一斉消灯、さいたま新都心では暗くなった街にキャンドルの光が浮かび上がった。
さいたま新都心では午後七時、用意された約七千本のキャンドルに光がともった。けやきひろばでは、元ビートルズのメンバー、ジョン・レノンの肖像画が、キャンドルの光で描かれた。
午後八時になると周囲の雰囲気が一変。国の合同庁舎やけやきひろばを中心にしたビル群のオフィスの照明や商業施設の屋外広告灯などが消えた。
消灯は約十分間だが、県は「賛同してくれた関係者が一斉に行動することが、県民全体で環境問題、地球温暖化防止を考えるきっかけづくりにつながれば」とする。
県庁ではこの日、緊急待機要員以外の職員は早めに退庁し、午後七時ごろにはほとんどの事務室の明かりが消えた。県内全市町村の役場や公共施設などでも照明が消された。
草加市では、市民にも呼び掛け、午後八時からの一時間、市ぐるみでのライトダウンに挑戦した。川越市では“小江戸川越”のシンボルでもある時の鐘を消灯。このほか、県内約二千の企業・団体も一斉消灯に協力した。
「私たちが大人になるまで地球の緑が残っていますように」−。さいたま新都心駅前のコンコースには、さいたま市立下落合小学校の児童による七夕飾りが展示された。ササに結び付けられた色とりどりの短冊には「森が増えて温暖化が止まりますように」など、子どもらの環境保全への願いがつづられていた。
同じ会場では、県内二十四の企業、団体、自治体などが、省エネや工場での二酸化炭素(CO2)排出量の削減など、それぞれの環境保全への取り組みをパネルで展示。担当者から説明を聞く来場者の姿も見られた。
親子四人で来場した春日部市の進藤孝之さん(43)は「こうした気軽に見られるイベントで子どもの環境への意識が高まれば、大人も気を付けるようになるのでは」と話していた。




