青森ヘリ遭難 機長高下さん(さつま町出身)「無事で」家族ら気遣うより青森県大間町の沖合で6日、消息を絶ったヘリコプターの機長高下工三夫(こうげ・くみお)さん(57)=秋田市=はさつま町出身。同町柏原の自宅に家族を残して単身赴任しており、地元の友人らは「無事を願うしかない」と安否を気遣った。
運航していた小川航空によると、高下さんは同町内の県立高校を卒業、1970年に農薬散布などを行う日本農林ヘリコプター(埼玉県川越市)に整備士として入社。75年に同社の操縦士になった。複数の運航会社を経て2006年11月に小川航空に入社。訓練を経た後、同年末から秋田支店で報道用ヘリなどの機長を務めていた。操縦歴は33年。
高下さんの妻ら家族3人は7日早朝、現場の青森県へ向かった。親族の話では、報道による情報しかなく、困惑していたという。
高下さんは、地元の山林保全に取り組む林業研究グループのメンバー。昨年2月には自宅で定例の意見交換会を開いた。大庭慶男会長(60)は「仕事にひまをみつけて秋田から駆けつけてくれた。山を熱心に手入れして、会員の中でも頑張り屋」と話した。
9月の定例会は高下さんが所有する山林を視察予定。「そろそろ段取りの連絡をしようとしていた矢先。家族には何と声をかけようもなく、捜索を見守るしかない」と心配した。
大口市針持出身で小川航空に操縦士として勤務する下田徹郎さん(54)は「同郷ということで親しみがあった。後輩の面倒見がよく、経験も豊富。今は無事を祈るだけ」と話した。




